
こんにちは、知子(しるこ)です。
年齢が上がるにつれて、どうしても気になってくるのが「健康状態」ですよね。
「もし急に病気やケガで入院することになったら、医療費は一体いくらかかるんだろう?」
「生命保険にしっかり入っておかないと大変なことになるのでは…?」
そんな不安から、毎月高い保険料を払い続けている方も多いのではないでしょうか。
実は以前の私も「入院費用はかなり高額になるはずだ」と思い込んでいました。しかし、父と母の入院を実際に経験したことで、その認識がガラリと変わったのです。
今回は、我が家のリアルな体験談と、高額療養費制度の仕組みから導き出した「私なりの医療費・保険の考え方」をお話しします!
1. 30年ぶりの父との再会と、警察突入から始まった入院劇
私の父と母は昔に離婚しており、私自身は父と30年近く疎遠になっていました。 ところがある日、妹から「お父さんが会いたがっている」と言われ、久しぶりに対面することに。
父は開口一番、「自分はもう長くない。医者から持って3か月と言われている」と寂しそうに告げてきました。
純粋な私はコロッと騙され(笑)、それからは心配してちょこちょこ会いに行っていたのですが……3か月が過ぎても、半年が過ぎても、入院すらしない。よく考えたら、昔からとっても「嘘つき」な父だったことをすっかり忘れていました!
時々「具合が悪い」と言うので病院へ連れていこうとすると、急に保険証がなくなったり、急用が入ったりと振り回される日々。
しかしある日、妹と二人で父の家を訪ねると、中で返事がない。 合鍵も持っていなかったため「鍵の110番」に電話したところ、「一人暮らしの高齢者の鍵を開ける場合は警察の立ち会いが必要」と言われ、そのまま警察に来てもらう流れになりました。
無事に鍵が開けられ、警察官の方が室内へ突入! 「○○さん、大丈夫ですか!?」「救急車を呼べ!」という声が響き渡る中、私と妹は顔を見合わせ、「覚悟はしておこうね」とドキドキしながら待っていました。
幸い命に別状はなかったものの、体中に水が溜まっている状態。そのまま緊急搬送され、しばらくは準集中治療室(HCU)に入ることになりました。
2. 実際の入院費はおいくら?高額療養費制度と「リアルな請求額」
緊急搬送されてHCUにいたこともあり、支払いの時は「一体いくら請求されるんだろう…」と金額を聞くのが本当に怖かったです。
ですが、実際に請求された金額を見て拍子抜けしました。思っていたほど高くなかったのです。
なぜなら、日本の公的医療保険には「高額療養費制度」があり、1か月あたりの自己負担額に上限が設けられているからです。
69歳以下の自己負担上限額(目安)
上位所得者(年収 約1,160万円〜):上限 270,300円
現役並み所得(年収 約770万〜1,160万円):上限 179,100円
一般所得(年収 約370万〜770万円):上限 85,800円
低所得者(年収 〜約370万円):上限 61,500円
住民税非課税世帯:上限 36,900円
※この他に「食事代(1食490円/非課税世帯は210円〜270円)」や、差額ベッド代(個室代)、着替え・オムツ・タオルなどのアメニティセット(レンタル代)がかかります。
当時の父は低所得者の区分だったため、医療費の自己負担額は6万円未満。 食事代やアメニティのレンタル費用を合わせても合計13万円でおつりが来る金額でした。
それまでは「生命保険の入院日額1万円」というイメージがあったので、「入院=すごくお金がかかる」と思い込んでいましたが、制度を知ってみると全く違っていたのです。
※ちなみに父はその後、転院を経て認知症が進み、最後は病院で肺炎のため亡くなりました。再会してから2年以上の月日が流れていましたが、最後に親孝行ができて本当に良かったと思っています。
3. 保険料を払い続けるより「貯蓄」で備えるという選択
年齢を重ねると病気のリスクは高まります。ですが、生命保険の掛け金も年齢とともに上がっていきますよね。
仮に80歳で掛け捨ての共済に入ると、月々1万円近くになることもあります。10年払えば120万円です。
私の母の場合、85歳まで保障が続く保険に入っていましたが、結局母が大腿骨を骨折して手術・入院をしたのは86歳になってからでした(笑)。結局、一番使いたいタイミングで保障期間が終わってしまっていたのです。
また、昨今の医療事情では長期入院はさせてもらえません。母もリハビリ含めて3か月がリミットで退院となりました。
そう考えると、私のように「特に子供にお金を残す必要もない」という場合、高い保険料を払い続けるよりも「50万円ほどの医療費用口座」を作って貯蓄しておく方が出費を抑えられると感じています。
現在の私の備えと戦略はこんな感じです。
現役で働いている間: 収入が途絶えるリスクに備え、掛け金が安い共済(月2,300円/日額1万円保障)などを活用。病気やケガで休む場合も「傷病手当金」や「労災保険」があるため過剰に恐れない。
老後(70歳以降): 高い保険は解約し、お守り代わりに日額2,000円程度の低額な保険(月2,000〜3,000円)にするか、貯蓄でカバーする。
収入が少ない場合:非課税世帯
ちなみに妹には、「もしもの時は延命治療はしないでね。絶対に恨んで枕元に立ったりしないから!」としっかり伝えてあり、妹も笑いながら「わかった」と納得してくれています(笑)。
まとめ:漠然とした不安を「正しい知識」で安心に変えよう
「なんとなく不安だから」という理由で手厚い保険に入り続けると、老後の貴重な生活費が圧迫されてしまいます。
日本には頼もしい「高額療養費制度」や「傷病手当金」があること
実際に必要なのは「制度でカバーできない数万円〜数十万円の自己負担分」であること
これらを知っておくだけで、保険に対する見方は大きく変わります。
もし「毎月の保険料が高いな…」と感じているなら、一度ご自身の保障内容や公的制度を見直してみるのもおすすめですよ^^
次回は、私がコツコツ実践している「新NISAや暗号資産を使った小さな資産運用・積み立て」についてお話しします!

